こんにちは、ミミです。
今回は、クラシックの歌(声楽)をやっている人が、どんな勉強をしているのかを紹介します。
と、いうのも、クラシックのコンサートに行くと、それを知っていて当たり前、基礎情報がある人が対象な感じで解説されていることがほとんどだと思います。
そもそもの基準値の設定が高い!
普通に日本で生きていたら、そんな前提知りませんが?と言われて仕方ないです。知らなくて当たり前なんです。だから、このHPに来てくれた方、何も知らなかった!で、いいんですよ☆
(でも、クラシック畑の人ってそれが分かってない。だから、退屈に思われてしまうし、演奏会に来てくれてもそういう世界もあるのねって程度だし、やっぱりよく分からないなってなるし、観客との距離は縮まらないまま“お高くとまってる”みたいに思われちゃうんですね。新規の聴衆が増えない原因はそういうところだと思っています。)
さて、では、より多くの皆様がクラシック音楽をもっと楽しむために、舞台上に居る人たちが当たり前と思っていることをすこしずつ紹介していきたいと思います。
そしてまず今日は、
イタリア古典歌曲
というものを紹介します。
これは一体なにかというと、モーツァルトの時代よりも前、オペラというものが作曲され、上演され始めた頃の、
初期のオペラ
その初期のオペラの中のアリア(歌)で、有名であったり、後々まで愛されるメロディーであったりしたものが、単独で後世に残っています。それが
イタリア古典歌曲
として今も歌われています。
【声が高くても、まずは中声用から勉強する事をおすすめしますよ】
なぜこれを知ってほしいかというと、声楽の人は、必ず最初にこの曲達を勉強します。
オペラを歌うための基礎を作るため、声の出し方を学ぶため、再遺書は単純なメロディーで練習をはじめます(ピアノでもなんでもそうですよね)
難しいですか?簡単ですか?という問いをされたら、それに返答することは難しいです(笑
高度な技術を要する様な表現や、音がめちゃくちゃ高いとか低いとか、そういうことはありませんが、シンプルな料理ほど素材が際立つように、他者にちゃんと聞かせるというのは難しいかもしれません。奥深い世界かと思います。
学生の時に、嫌という程に私はこれを勉強させられましたので、早くもっと違う曲が歌いたいと思い、イタリア古典歌曲は飽きたし、退屈だし、あまりテンション上がらないな、、、と思っていました。
が、そこから離れて、また戻って来てじっくり聞くと、簡素なメロディーながらとても味わい深いものがそこにはあります。古典とはこういうものですね。
しみじみ。
【私はこのCDをよく聞いています。バルトリさんというイタリア人メゾソプラノ歌手のCDです】
あとは、コンコーネという練習曲集も同時に勉強する事は主流化と思います。(ピアノを習っていた方でしたら、ハノンという練習教材をご存知かと思いますが、そんな感じです)
今日は、イタリア古典歌曲 と コンコーネ
これが、声楽やってる人の基礎となっていて、割と当たり前な存在として語られているよ、というお話でした。
もし、声楽を勉強してみたいな!と思った方は、気軽なオンラインもレッスンやっています。
レッスンについての質問なども承ります。
メール→ operamimi2020@gmail.com 岡田ミミ