こんにちは、ミミです!
今日は、オペラというものに興味はあるけど、
オペラって、イタリア語?!何語?分からない!
結構長そうだし大丈夫かな・・・
退屈な気もする・・・
そういう方は沢山いらっしゃると思うのですが、こんなブログを書かせて頂いている私も、本当にそんな感じでしたよ!というお話をしてみます。
ミミさんもそんな感じだったなら、私もクラシックを気軽に聞いて楽しんでいけそうだわ♪と思って頂けたらいいな~と思っています。
【自己紹介】クラシックと特に縁のない生活でした
クラシック音楽ファンの中には、「高校生の頃からクラシック漬け人生」とかプロの演奏家で「3歳からピアノをずっと続けていて」とか、親が大のクラシック好き、とか、生活の中に強くクラシック音楽があった方が多いのではないかと想像します。
その時点で、クラシック音楽好きの人の濃厚さ、みたいなものに圧倒されて、軽く楽しみたいという様な方には、共感できないし、輪に入れないし、この世界じゃなくていいかな、と思わさてしまうのではないかと思います。
また、興味をもったから少し何か調べても、解説には、聞いたこともない単語、地名なのか名前なのか何語なのか分からないカタカナが並んでいて、結局何だか分からない、という事もあるのではないでしょうか?
そう思うのも、私自身がそうでしたし、今でもそう感じます(笑)
私がクラシック音楽というものに向き合うようになったのは、音大に入ってからです。それまでは、母親が時々流しているクラシックのCDの音を耳にする機会はあっても、曲名や何語かなんて考えたこともなかったし、交響曲って何?声楽って初めて聞いた言葉です、という程度の者でした。“no music no life”というワードがありますが、“no music life”で全く問題ないという様な人間でした。
そんな私が色々あって音大の声楽科に入ってしまいました。受験勉強だけしたものの、クラシック音楽の事を何も知らないのです、周りの友達が当たり前に話している事が分からなく、適当に同調しているだけ。そこから自分で本を読んだりCDを聞いたり知識を集め始めました。
右も左も分からない世界に放り込まれた、という様な経験は人生で何度かあったので、今までの様に知ったかぶりをしながら自分で知識を広げて周りの話に追いこう!と考えました。その為には、とりあえず全体像を把握したいと思ったのですが、しかし、広大なクラシック音楽の世界・・・全体像なんてないようなものですし、とにかく人の話に出てくる知らない単語、今思えば初歩的な言葉でも、その時は未知の言語、それを手探りで調べてました。
例えば、「交響曲ってなに?」と思っていました。辞書で調べても、意味がわかりませんでした、難しい言葉が並んでいるけど、結局なんなの?と。実感として分からないわけです。(そして、私のたどり着いた、かつての私の様なクラシック初心者に分かりやすく表現すると、“交響曲とは、オーケストラの音楽の事“です。とりあえずそう捉えて大丈夫です。)
知ってる作曲家の名前なんて、バッハ?ベートーベン、モーツァルト・・・そんなもんでしたし、1人1人の音楽の違いなんて分かりませんでした。「シューマンのここがいいよね」とか「プッチーニのあの曲がなんたら」なんて話は全く分かりません。授業でも、友達の会話でも、全然知らない作曲家の名前もバシバシ出てきますから、とにかく早く沢山大雑把に把握したいと思いました。しかし広大無辺のクラシック音楽の世界、ざっくりと理解したい、なんて思っても簡単にいくワケがありませんです^^;
何年かそういう事を続けて、だんだんと、ぼんやりと、何を言ってる事なのか、だいたいの人の話もついていけるようになりました。そして、「なーんだ、こういうことか」と、自分なりに消化できるようになってきたので、「最初からこういってくれたら、わかるのに!!」と思う事柄などが出てきました。
そして、クラシック音楽の世界の人の常識のまま話しても、なかなか人は付いてきにくいぞ!と思うようになりました。
そうな経緯で、私は、コンサートでは、歌う歌は何語なのか、作曲家はどんな人として有名であるかとか、作曲された時代にはこんな絵画が描かれたとか、なるべく皆様の想像が働き、受け入れやすくなるように、解説にとても長い時間をかかえています。
1曲1曲のうしろにある秘密を、原語は違っても確実にお届けしたい、そこにこそキラキラ光る宝石がちりばめられていると思うのです^^
幸い、その試みは、今のところ好評をいただいております。
このブログで出会った方にも、ぜひいつか、私のコンサートを聞いて頂く機会があったらなと思います。
足早ではありますが、【自己紹介】でした。