こんにちは、ミミです。
先日はモーツァルトのオペラ『魔笛』を解説しました。
→魔笛のあらすじは、こちら
→魔笛の解説は、こちら
をご覧頂ければと思います。
更に踏み込んで、魔笛の劇中の特に有名なアリア(歌)の解説をしてみようと思います。
今日は、ヒロインのパミーナのアリア
「Ach,ich füls,es ist verschwunden」
(あぁ、私の喜びは去ってしまった)という様な邦題になります。
この場面は、タミーノが女性と喋ってはいけないという試練の中で、パミーナは事情が分からずに拒絶されたと勘違いし、嘆いています。
更に詳しく見ていきますよ~
あぁ、私は感じます、それが消えてしまったことを。
永遠に、幸せな愛が、私の心には永遠に戻ってこないのです!
見てください、タミーノ、この涙を。
あなたの為だけに流れているのです。
あなたがこの愛の憧れを感じないなら、安らぎがあるのは死の中だけです。
短いですが、音楽はパミーナが震えながら泣いている事が描かれている事を感じます。
死の中にしか安らぎがないので、このあと短剣を胸に刺して死のうとします。
歌詩を知って聞くと、更にオペラアリアが楽しめると思います。
今日は、オペラ『魔笛』からパミーナのアリアでした。