こんにちは、ミミです!
オペラ『カルメン』の解説、今回はホセの許嫁・ミカエラのアリアをご紹介します。
カルメン達の仲間になり密輸団と共に山に潜伏しているホセのところに、ミカエラが勇気を振り絞って捜しに来たところで歌われます。
Je dis que rien ne m’épouvante「私を不安にさせるものはないわ」
オペラ『カルメン』については、
をお読み頂ければと思います♪
【カルメン】ミカエラのアリア
ここが密輸団の隠れ家ね あの人がここに居るのだから 会わなくては
お母さんが私に与えた務めを 怖れずに果たさなくちゃ
私は言うの、不安にさせるものはないと そう言うわ 自分に応えるの
けなげな女になろうとしてもだめ 心の奥は恐怖で死にそうよ
この荒れた地に一人でいるなんて 怖いのよ
でも、怖がるのは間違っている
主よ、勇気をお与えください、お守りください!
あの女を間近で見るの あの女の忌まわしいやり方が 彼を卑劣な人間にしたわ
私が昔愛した人を
あの女は危険で あの女は美しい でも怖がることはできない、したくない
あの女の前で 大きな声で話そう
主よ、勇気をお与えください、お守りください!
【ハイライトは、おいしいとこ取りなCDですね♪カラヤン指揮】
あまり目立たないけど…ミカエラちゃん
解説をお読み頂くと分かるのですが、ミカエラはホセのお母さんと暮らしています。元々は孤児です。
お母さんとホセが家族の様の存在で、心を許せる唯一の相手だったのかもしれません。
そんなホセは、カルメンに夢中になって悪い人たちの仲間になってしまうのですから、居た堪れないですね。。。可哀想としか言えない。
カルメンとミカエラという2人の全く性質の違う女性を対比させることで、主人公のカルメンの存在感が益々強調されているのではないでしょうか。
そんな感じで、ミカエラちゃんの曲も聞いてみてくださいね♪