こんにちは、ミミです。
オペラ『カルメン』には魅力的な曲が沢山ありますが、
主人公カルメンの歌う「ハバネラ」と勝るとも劣らない人気ナンバー
「闘牛士の歌」を解説します。
オペラでは、人気者の闘牛士・エスカミーリョが登場した時に歌われるアリアです!
★オペラ『カルメン』についての説明はこちらをご覧くださいませ♪
【カルメン】闘牛士の歌
あなたがたからの乾杯を、お受けしましょう。
紳士の方々、兵士と闘牛士とはウマが合う
闘う喜びを知っているのだから。
競技場は上から下まで満員、祭りの日
観客は気がふれんばかり、激しい衝突を求めている
歓喜、叫び、狂乱 恐怖を抱くほどだ
友紀ある男たちの饗宴なんだ
いけ、いけ、闘牛士よ構えろ!
夢を見るのだ、戦いのさ中に
黒い瞳が見つめている、その夢を見るのだ
愛を夢見るのだ
【カルメン】闘牛士の歌
エスカミーリョは、みんなのヒーロー
恋多きモテ女のカルメンは、ホセを捨ててエスカミーリョに乗り換えるわけです。
そして、嫉妬したホセに刺されて殺されてしまう・・・
『カルメン』というオペラは、登場人物に誰の視点で見るかで見え方、間奏が変わります。
ホセを馬鹿な男だ、気持ち悪いな、と思う事も出来れば
なんて可哀想な男、、とも捉えられる。ミカエラ視点ですかね。
カルメンを悪女とも見えるけど、別に好きに生きてるだけでだし、言い訳もしない、かっこいい!とも思う。
色々なエピソードのなかで、誰も人のせいにしないし、人生を受け入れて最大限に生きている姿がいいですよね。
道徳的要素がないのが、たとえヒロインが最後に殺さる悲劇だとしても、
このオペラを観終わった後の充実感!になるのかと個人的に思います。
1幕でも良いので、見てみてほしい作品です。
それでは、また♪