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オペラ【ドン・ジョヴァンニ】第一幕

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こんにちは、ソプラノ歌手のミミです。

前回から、モーツアルト作曲のオペラ『ドン・ジョヴァンニ』の解説を始めました。

先にこちらをお読みいただくと、この先のお話も分かりやすいかと思います。【オペラ『ドン・ジョヴァンニ』登場人物と簡単なあらすじ】  

  

    

オペラ【ドン・ジョヴァンニ】第一幕

  

(シーン1~3) 夜、舞台は騎士団長の邸宅の庭

レポレッロ(L):主人がアンナの部屋に忍び込んでいるので見張っている。「誰も感謝してくれないし、寝る暇もないし、こんな生活ご免だな。おや、誰かやってくる…こんな話を聞かせるわけにはいかないな」 

ドンナ・アンナ(A) :ドン・ジョヴァンニ(G)を追っかけてくる。後から騎士団長がAを助けに来る。                     

・アンナ「悪党め!逃げられると思わないで!誰か来て!(召使を呼ぶ)」   

・ジョヴァンニ「叫んでも無駄だ、愚かな女め!」              

・騎士団長「娘を離せ!」                           

→(G)と騎士団長が決闘となり、騎士団長は敗れ、倒れ込む。ジョヴァンニ(G)とレポレッロ(L)は逃げる。

アンナ(A)がオッターヴィオ(O) や召使たちと騎士団長を助けに戻ってくるが遅かった

(A)「お父様…(気絶)」(O)「愛しい人、大丈夫かい」                                

【二重唱】が歌われる

(A)「お父様の復讐をすると誓って!」(O)「誓うよ!」

(A)(O)「なんと酷い瞬間!限りない感情の中でこの心は荒れている」

  

(シーン4~6)夜、街の路地

(G)「おや、女のにおいがする…」と、(L)と共に隠れて様子を見ている。そこに(G)を探し回っているドンナ・エルヴィーラ(E) が登場。

エルヴィーラのアリア「一体誰に尋ねればいいのか、かの非情な人が。私の元に戻らなければ、ヒドイ目に遭わせてやりたい」

(G)はかつて捨てた女(E)と気づかず、「お嬢さん、どうしたの」なんて声を掛ける。(E)と気づいてビックリ!(G)「これには色々ワケがあるんだ!」とレポレッロに押しつけて逃げる。(L)は、自分の主人がどんな女たらしかを語る。

レポレッロのアリア「マダム、気を鎮めて聞いてください。これは村々、町々、国々で旦那の毒牙にかかった女たちのリストです。あなただけではないのです。スカートさえ履いていれば、どんな女でも良いんですよ」

エルヴィーラ「あの悪党は私をだましたのね!復讐、怒り、侮辱を感じるわ!」

  

(シーン7~10 村の結婚式)

ゼルリーナ(Z)、マゼット(M)の結婚式を村人たちと喜んでいる所に、(G)が通りかかり、(Z)に気付き興味を持つ。(G)は村人全員を屋敷に招待し宴をしよう、さぁ行こう!と提案する。(Z)は、騎士である自分が一緒に行くからと、(M)と引き離す。(M)は嫌味を言いながら去る。

マゼットのアリア「分かりましたよ、騎士様を疑いはしせんよ。あなたの善意は分かりました。油断の隙も無い女め、騎士夫人にでもしてくださるだろうよ!」

  

最初は困惑した(Z)だが、(G)の甘い誘惑にハマっていく・・・

【二重唱】(G)「さぁ手をとって、二人きりで屋敷で一緒になろう」(Z)「行きたいけど、行きたくない気もする。でももう抵抗できないわ」(G)(Z)「行きましょう、この純粋な愛の傷を癒すために」

(Z)が落ちそうになったところで、エルヴィーラが登場し(Z)を助ける。

エルヴィーラのアリア「さぁ逃げなさい!唇は嘘、目は偽り、あの心を信じた私の苦悩から学ぶのよ!」

  

(シーン11~)

喪服を着た(A)アンナと(O)オッターヴィオが(G)と出会う。二人は、父親が殺されたことを友人の(G)に話し、(G)「そんなひどい奴が、ダラが犯人なんだ!」としらばっくれる。※事起きたのは暗闇ということもあり、(G)が犯人だとはまだ判明していない。

また(E)が現れ、(G)を信じてはいけない、と吹聴するので疎ましくなった(G)は「お役に立てるなら館でお待ちしてますよ」と退散する。

すると(A)が叫びをあげる。あの事件の時に自分の部屋に忍び込んできた人間と同じ声だった、犯人は(G)だと言うのだ。

ドンナアンナのアリア「お判りでしょう、誰が私の名誉を奪ったのか。思い出して、お父様の血、傷口を。復讐よ!あなたの怒りが心の中で失われていないなら」

オッタ―ヴィオのアリア「信じられない、こんなひどいこと。友として、夫として、真実を探るためあらゆる手段を使おう。彼女が幸せでなければ僕も幸せではないのだから」

(シーン15)

レポレッロ(L)はエルヴィーラ(E)がわめき散らすのをなだめて、そっと外に連れ出し、扉の鍵をかけて締め出したことを主人であるドン・ジョヴァンニ(G)に報告する。そして村人たちには葡萄酒とご馳走を振る舞ったと話す。

その報告に(G)は満足する。

ドン・ジョヴァンニのアリア 「大宴会を準備しろ。舞踏に順番は関係ない、メヌエットでもふぉりあでも、アルマンドでも何でも踊らせよう。俺はその間に娘たちと浮気ごっこ。朝にはリストに十人ほど書き足さなくてはいけないな!」

  

(シーン16~)

ゼルリーナ(Z)は怒っているマゼット(M)をなだめたい。

ゼルリーナのアリア 「ぶっていいわよ、マゼット!目をくり抜かれても、髪の毛を引っ張られてもいい。その後に大好きな人にキスできるなら。昼も夜も平和にすごしましょうよ」

(M)は少し機嫌を直すが、(G)の声が聞こえて動揺する(Z)を見て怪しむ。そして、二人の様子を確認する為に隠れる。

大宴会が始まり、(G)が(Z)に近づき口説き始めるも、(M)が見ているので当然拒否をする。そして出てきた(M)に(G)は驚く!色々言って誤魔化し、3人で踊りに行く。

  

(シーン20~)夜になった

仮面を付けた3人(A、O、E)が登場。レポレッロ(L)が気づき、宴会に招き入れる。

広間には登場人物たちがそれぞれの思いを抱えて揃っている状態。

(M)は無理やり踊りに連れ出され、(Z)と引き離される。(G)に連れて行かれた(Z)の叫び声がこだまし助けを求める声が聞こえる。   

(G)は(L)の腕を掴んで出てくる。(L)がやったと思わせる為だ。

そこで、エルヴィーラ、アンナ、オッタ―ヴィオが正体を現す。

(E)(A)(O)「裏切り者!何もかも暴露された!復讐の雷鳴を聞くがいい!」

(L)「混乱だ!彼が何をしているのか分からない!たとえ世界がひっくり返っても俺をお怖れさせるものはない」

(G)「混乱だ!俺が何をしているのか分からない!たとえ世界がひっくり返っても俺をお怖れさせるものはない」 

  

(第二幕に続く・・・)

  

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