こんにちは、ミミです。
- オペラって一体どんなものなんだろう?
- 全然知らないけど興味はあるんだよね
- 沢山あるけど何から聞くのがいいんだろう
そんな方に向けて、解説とおススメ作品を紹介したいと思います。
【色々なオペラの名曲が入っているCD。まずは、こういうのを聞いてもいいですね】
オペラってなに?
オペラはクラシック音楽のジャンルの中で、声楽(歌)を中心に進んで行く劇です。
そう、オペラって“劇”なんです!
オペラのイメージって、仰々しいかんじで、不思議な声の出し方で、
「外国語でなんだか難しそうな事を歌っているんだろうな・・・」
という印象がありませんか?そのイメージが先行して、それ以上は興味を持ちにくいのではないかと思いますが、
「あなただけが私の喜びなのよ、私の光。幸せだわ~」なんてノロケていたり、
「あいつ、絶対許さないぞ。復讐してやる!」なんて怒りにメラメラしたり、
「あなたが居ないと、私は死んでしまう!」なんて、何かあるとすぐ死のうとしたり・・・
純粋な恋の物語、昼ドラみたいなドロドロの愛憎劇、目上の人を懲らしめちゃう笑い話、はっきり言って、ロクデモナイ物語もたくさんなんですよ(爆)
喜劇、悲劇、歴史ものetcいろいろありますが、今の時代を生きる私たちと何も変わらない感情や行動ばかり。
ただ外国語で、謎の声で歌ってて引いてしまわれるかもしれない(私は最初そうでした)
ですが、少しだけ辛抱して聞いて、慣れてくると、その音楽が心地よく感じるようになり(生演奏を聴きに劇場に行くと更に感じられる事でしょう)
歌手の声の違いを聞き分けられるようになり、
また、何を言っているのか興味を持って少しわかるようになると、そこに付随した音楽の表現などを味わえるようにもなり・・・
楽しみは無限大に広がっていきます。
なので、私は多くの人に、この音楽の宝石たちをひとつでも楽しんでもらえるよう、クラシック音楽家や既存のクラシックファンが、当たり前に思っている事・知識を当たり前にせず、ゼロ知識が当たり前という前提から解説させて頂いています。
安心して、一緒にオペラの世界へ踏み出してください♪
【カヴァレリア・ルスティカーナというオペラ。愛憎どろどろ昼ドラ系オペラです(笑)音楽はもちろん情感たっぷりで美しく、間奏曲は特に有名ですよ】
ラ・トラヴィアータ(椿姫)
話がそれてしまいましたが、では、初めての方にオススメしたいオペラですが
私は、ヴェルディ作曲の『ラ・トラヴィアータ』(椿姫)を一曲目におすすめします。
おすすめのオペラと言っても1本に絞ることはなかなか難しく、喜劇、悲劇、ファンタジー、歴史ものなどのテーマの好みや、
イタリア語、ドイツ語、フランス語、他の言語それぞれに特色があり、人によって入りやすい国もあるでしょう。
ですから、万人にオススメの一本!とはなかなか決められませんが、なーんにも条件がないとしたら、
私は『ラ・トラヴィアータ』(椿姫)をオススメしましょう!!!
なぜ「ラ・トラヴィアータ」がおすすめ?
なぜ『ラ・トラヴィアータ』(椿姫)がおすすめかというと、単純に、何も知らなかった私が最初に聞いたオペラだからです。
良く知られている曲、「乾杯の歌」もこのオペラ中の一曲ですから、入りやすいかと思います。
そして、華やかな主人公・ヴィオレッタのアリア(オペラ中のソロの歌を、アリアと言います)や、恋人の父親・ジェルモンの静かで深い美しい男性のアリア、人々の賑やかな合唱などで盛り上がり、意味が分からなくても退屈することがありません。
あらすじは、パリの高級娼婦ヴィオレッタが、純粋な青年アルフレッドと恋に落ちますが、彼の父は交際に反対、最後はヴィオレッタは肺炎で死んでしまいます。儚く、悲しい、身分違いの恋の物語です。
【サッカーW杯のテーマでおなじみの曲も、ヴェルディ作曲です】
作曲家のヴェルディは、19世紀のイタリアオペラの代表作を数々生み出した、オペラ界の巨匠です。
オペラ入門として、「ヴェルディ」というイタリアの作曲家を覚えておくことをおすすめします。この先、何度も登場する名前のひとつです。
こんな感じで、第一回目のおあすすめオペラ紹介としたいと思います。
どれが最初にみるべき!というのはないので、何か気になった題名があったら、それをとりあえず見てみるて、後で内容を調べてみるのもアリです。
楽しみ方はそれぞれ、ぜひオペラへの一歩を踏み出していただけたらと思います。
それではまた!