こんにちは、ソプラノ歌手のミミです。
と~っても寒いですが、お元気ですか?!
今回は、クラシック音楽の歌、声楽での
“ドイツ語の歌”
にフォーカスしてみたいと思います。
例えば、ドイツ語のオペラ(モーツァルトの『魔笛』もドイツ語ですね!)を聞くと、イタリア語にはない特有の発音がある事に気付いていらっしゃる方もいるかもしれません。
初めて聞くと違和感を感じて、拒絶反応!もう聞きたくないわ!なんて事になってはもったいないので、
予め、簡単に知識を淹れて頂いて、クラシックのドイツ語の曲を楽しんで頂くお手伝いになればと思い、書くことにしました。
【クラシック音楽】ドイツ語の歌を聞いてみよう
どの言語にも特徴がありますが、ドイツ語の歌の発音で際立っているのが、
子音(しいん)
です。
あいうえお aiueo は母音ですが、それ以外の文字の発音が際立っています。
特に、語尾に、
s t p f d k など
こんな文字があると、子音単独で発声されますから、日本語には存在しない発音になるので、受け入れ難いと感じる方もいるかもしれません。
sa ta pa fa da ka
さ た ぱ ふぁ だ か
日本語だと、必ず母音がセットになる言葉しかないですよね!
さぁ、そして、広い音楽ホール、オペラなら劇場の3階席の一番奥の方まで、
歌手は何をいっているのか伝えなければならないので、子音をしっっっり発声します。
語尾だけでなく、言葉の頭も、真ん中にも、子音は出てきますし、子音が何個も重なっている場合などもあります。
例えば、
Kopf 頭 nicht ~ない Sturm 嵐
どれも母音は1つだけで、子音が連なっています。
これらの発音をちゃんと聞かせるように歌手は日々鍛錬しています。
そして、素晴らしい歌手は、子音の発音が美しく、音楽の中で違和感なく自然に流れる様で、ドイツ語の歌らしさと、独特の心地よさを生じさせているのだと思います。
さて、次回は、
ドイツ語の歌の特徴は分かったけど、じゃあ何を聞けばいいの?!という方に、
【クラシック】ドイツ語の歌を聞いてみよう(作曲家編)
と題しして、
おすすめの曲をご紹介しますね!
それでは今日はこの辺で、またね~!!