こんにちは、ミミです!前回の続き、今回は
【クラシック】ドイツ語の歌を聞いてみよう(作曲家編)
と題しまして、ドイツ語の歌の鑑賞ビギナーさんにオススメ曲をご紹介します!
【クラシック】オペラと歌曲
その前に、クラシックの歌の作品というと、『オペラ』をイメージされると思うのですが、オペラ以外にも『歌曲(かきょく)』という分野があります。
オペラは、ストーリーの中の1曲ですが、歌曲は、ポップスのアーティストが1曲を出しました!という時のような、独立した1曲、と思って頂けば分かりやすいのではないかと思います。(連作などもありますが)
それらの詩は、作家や哲学者、詩人や時には歴史上の人物が書いていたり、意味深いものです。そして、ドイツ歌曲は特に別の扱いで “リート” “ドイツリート” と日本では呼ばれています。ドイツ語で「歌」という意味で、大学など専門機関では、上に進んで研究していくと、オペラ科とリート科に分かれたり、ドイツ歌曲というのは独自の分野として確立され、広がっています。
というわけで、ドイツ語のオペラも素晴らしいものが沢山あるのですが、
“ドイツの歌” = ドイツ歌曲(リート)
が代表選手なのだ、という風に知って頂ければと思います。
【クラシック】初めてさんにおすすめのドイツ語の歌(作曲家)
お待たせしました!では、作曲家別に、オススメドイツ歌曲をご紹介します。
●モーツァルト すみれ、クローエに、ルイーゼが不実な恋人の手紙を焼くとき
●ベートーベン アデライーデ、あなたを愛する、接吻
●シューベルト魔王 糸を紡ぐグレートヒェン、野ばら、アヴェマリア
●シューマン 献呈、ズライカの歌、歌曲集「女の愛と生涯」
●ブラームス 永遠の愛、五月の夜、昔の恋
●リヒャルト・シュトラウス 万霊節、献呈、朝
どれも各作曲家の有名な曲です。
ドイツリートというと、歌曲の王様 と言われた、シューベルトの名前がまず出てくるのですが、歌手になりたい!と勉強する人ならガッツリ知って頂きたいですが、趣味でお聴きになるなら、もしかしたら最初はチョット退屈かも・・・と思うかも。私も退屈な事があります(爆)味わい深く、奥深いんですよ!でも、そういう気分じゃない時もあるし・・・
ですので、もっと近い時代になって、ちょっとスパイシーな響きで華やで、おしゃれな感じがする、リヒャルト・シュトラウスの歌曲は初めて聞く方にもおすすめしたいなと個人的に思っています。
リヒャルト・シュトラウスも沢山沢山歌曲があるので、まずは、上記の曲をyoutubeなどで検索して聞いて、他の曲に派生させていくのの良いのではないかなと思っています。
とはいえ、どの作曲家の曲も素敵です。
軽やかでチャーミングなモーツァルトの歌曲・・・
ピュアなベートーベンのリート・・・
ロマンチックなシューマン・・・
日本人に人気のブラームス・・・
興味のある作曲家がいたら、その曲から聞いたり、色々聞き比べてみると発見があったり、面白いかもしれません!
なんとなく聞き流すのも良いですし、気に入った曲があったら、何を言っているのか訳を探してみてください。更に曲への興味が湧いたり、理解が深まるかもしれません。このブログでも、有名な歌曲の解説もしていきますので、合わせて参考になればと思います。
ちなみに私は、“詩”というものがそもそも好きなので、詩から曲を逆に検索して探したりしています。詩の一覧を見て、興味のある題名や、魅力的な言葉が見つかったら、どんな曲なんだろう?と。そうやって楽しんでいます^^
ぜひ、ドイツ語の歌の味わい深い世界を、ご一緒に楽しんでくださいね!
では、今日はこの辺で!またね~