こんにちは!ソプラノ歌手のミミです^^
「夜の女王のアリア」
という難しい曲があるらしい、という事を聞いたことある方も多いと思います。
その「夜の女王のアリア」の登場するオペラ『魔笛』の解説をしたいと思います。
作曲者は、モーツァルトです。
王子タミーノが、夜の女王の娘であるパミーナがさらわれたので救出するという事から始まる冒険ファンタジーです。何で「魔笛」なのかというと、タミーノが救出の旅に出る際のアイテムに魔法の笛を授かるので、『魔笛』というオペラ名になりました。そんなお話です。

では、次に、オペラ『魔笛』の登場人物を紹介します。
- 王子タミーノ(ヒーロー)
- 夜の女王
- 夜の女王の娘のパミーナ(ヒロイン)
- ザラストロ(夜の女王の敵。元々パミーナのパパの友達)
- パパゲーノ(鳥刺しという、鳥を捕まえて生活している妖精みたいな
- パパゲーノ(パパゲーナの相手となる同種の女の子)
とりあえず、以上のキャラクターがメインと思って良いかと。
続いて、その他の登場人物たちも紹介します。
- 3人の侍女(夜の女王の手下)
- 3人の童子(タミーノの導く子供?妖精的な?)
- モノスタトス(ザラストロの家来。パミーナに好意がある)
- 司祭たち(ザラストロ側の人)
解説なのに「妖精みたいな?」とか?とかあって、すみません。笑
これはファンタジーのお話なので、人間じゃない者たちばかりですから、ニュアンスとして「人間ではない」「妖精みたいな存在かな」というイメージで思って頂ければと。色々な生き物が出てきますね♪
オペラ【魔笛】あらすじ
人気のオペラ『魔笛』なんですが、
敵とか味方とか、目的も変わってきて、ちょっと説明しにくいなと思っているので、深堀りする前のあらすじを知って頂きたいと思います。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
タミーノが森に迷い込むと大蛇に襲われそうになって気絶したところを、“3人の侍女”が助けます。森に若い男が倒れている事を夜の女王に知らせると、夜の女王は自分の娘がさらわれたから助けだしてきて!とタミーノに命じます。パミーナの写真を見せられて、恋に落ちたタミーノは、パミーナ救出に向かいます。ちょうど居合わせたパパゲーノも一緒にお供します。
パミーナをさらったのはザラストロ、悪い奴だと女王から聞いていましたが、ザラストロに会ってみると、パミーナを保護しているだけで、夜の女王から守っているんだという話になります。女王は神殿を破壊しようとし、自ら権力を握って人々を惑わそうとしているのだと。
タミーノはザラストロからパミーナを得るなら、試練を乗り越えよ!と命じられ、3つの試練に挑む。夜の女王と3人の侍女は、最後は破滅。試練を乗り越えたタミーノはパミーナと結ばれます。

オペラ『魔笛』の、大体の内容は分かって頂けましたか?!
この作品は、子供向けの演出で上演されることもある、老若男女問わず観て、楽しめるお話ですが、敵だと思っていたザラストロの方についたり(最初は夜の女王の味方だったのに!)、女王の命でパミーナ救出の話かと思いきやザラストロに与えられた試練を乗り越える事に目的が変わったり、、、一言でまとめられない複雑な内容かと思います。背景には、モーツァルトも参加していたフリーメイソンの思想などがあり、まだまだ深堀出来る要素が満載です!
大体の流れを理解していただけたところで、次回は、更に詳しい内容を解説しますね!