オペラ

オペラ【魔笛】解説

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こんにちは。前回(『魔笛』のあらすじと登場人物などの紹介)の続きで、

モーツァルトのオペラ『魔笛』の解説をしますね。

今回は、各幕ごとのあらすじを書きます。これを読んだら、字幕を見なくてもだいたい舞台で何が起きてるのか分かる内容にしていますよ^^

字幕を追うだけで終わってしまったら、せっかくの音楽が楽しめなくなってしまいますからね!

ちょっと長くなるかもしれませんが、ぜひ付いてきてください!

  

   

    

オペラ【魔笛】第一幕

森の中、大蛇に追いかけられながらタミーノが助けを求めています。そして、恐怖のあまり気絶しててしまいます。

そこに、3人の侍女が現れて、大蛇を退治しました。タミーノを見つけて「なんて美しい、食べちゃいたいくらいだわ!」と言っています。女王に報告しなければいけないけれど、3人ともこの青年と二人きりになりたいので押しつけ合うも、結局3人でこの場を後にします。

目が覚めたタミーノの所に、パパゲーノが通りかかります。(★ここでパパゲーノの自己紹介的な歌われます。詳しくはこちら→【アリア解説】パパゲーノ

タミーノはパパゲーノに、ここはどこなのか、治めているのは誰なのか、など聞くも話が噛み合いません。しかし、話の中から、昔に父親から聞いたことのある強大な夜の支配者の治める国かもしれないと思い至ります。

パパゲーノは、タミーノを大蛇から助けたのは自分だと話すと、そこへ3人の侍女が現れたので、いつもの様に、捕まえた鳥を3人の侍女に渡します。(パパゲーノは鳥を捕まえる仕事をしています。ワイン・ビスケット・甘いいちじくと交換してもらい、生計を立てているんです。)

3人の侍女たちは、今日は水と、石を渡します。そして、2度と嘘がつけないようにパパゲーノの口にカギを掛けました。嘘をついたおしおきです。

それから、タミーノに自分たちが大蛇から助けた事を伝え、女王からの贈り物、女王の娘の肖像を渡します。それを見て一瞬で恋に落ちたタミーノ。

その様子を見ていた女王が現れ、ザラストロという悪者にさらわれた娘を助け出して来て!それが出来たら、娘はあなたのものです!と歌い、去ります(★夜の女王の見せ場の歌の1つです。【夜の女王のアリア詳しい解説】も是非ご覧ください)

タミーノには不運の中でも支えてくれる魔法の笛、パパゲーノには銀の鈴が授けられ、三人の童子が案内してくれるでしょう~と侍女たちも去ります。

  

(シーン9)

ザラストロの城では、3人の奴隷たちが「パミーナが脱走した」と噂をしています。見張りのモノスタトスは、罰を受けるだろうとも。

すると、モノスタトスが現れ、捕まえたパミーナに手錠をはめます。可哀想なパミーナの姿に奴隷たちは退散し、パミーナは気絶してしまいます。(このオペラは、よく気絶しますね・・・)

窓の外には、パパゲーノが来ていて、モノスタトスと顔を合わせると、「お互いに、悪魔だ!」と驚いて走り去っていきましたが、パパゲーノはまた戻ってきて、パミーナに事の次第を説明し、王子も助けに来ているからと、二人で一緒に逃げる事になります。

(シーン14  一方、タミーノは)

タミーノは三人の童子に導かれ、森の奥の神殿の前にやってきていました。扉をノックすると、ここは「知恵の神殿だ」と言われますが、悪党ザラストロの城なのでタミーノには偽善にしか聞こえず、立ち去ろうとします。

  

(パパゲーノ達は)

パパゲーノとパミーナが逃げている最中、モノスタトスに捕まってしまいますが、パパゲーノが魔法の銀の鈴を鳴らすと、モノスタトスやその手下たちは歌い踊り出し、自ら去っていきました。

今度は、「ザラストロ万歳!」の合唱と共にザラストロがやってきました。

捕まってしまう、もう終わりかと思いましたが、ザラストロはパミーナに優しく理解を示します。モノスタトスに交際を迫られたこと、他の男を愛しているということを。

そんな中、モノスタトスがタミーノを捕まえてやってきました。タミーノとパミーナは、肖像画で見た相手と出会い、感激しています。

モノスタトスは、侵入者を捕まえたので褒めてもらえると思ったら、足裏叩き77回を与えられ、連れ去られていきました。

ザラストロは「よそ者を、まずは試練の寺院へ連れていけ」と号令をかけ、タミーノとパパゲーノの頭に袋のようなものが被されます。

  

    

オペラ【魔笛】第二幕

(さーん1)

ザラストロは、イシスとオシリスの神に、二人の若者の加護を願います。

司祭たちが、タミーノとパパゲーノに、大変だが乗り越えれば最愛の人を得られるこの試練を受ける事に後悔はないか確認をして、“1つ目の試練、口をきいてはいけない”というのを与えて去ります。

そこへ、3人の侍女がやってきて2人に話しかけてきます。パパゲーノは話してしまうのですが、三人の侍女たちのザラストロ騙されているわよ、女王との約束を破ると呪われるのよ、などの言葉に惑わされなずタミーノは耐え、侍女たちは会話しない事に怒って立ち去ります。

司祭たちは試練を乗り越えた二人に喜び、次の神殿へ向かわせます。

  

(シーン7  パミーナは)

美しい東屋で眠っている所に、モノスタトスが忍び寄ってきています。

そこへ、突如、夜の女王が現れ、パミーナと会話をしています。モノスタトスは、影からこっそり様子を伺っています。

女王は、パミーナに、「ザラストロを殺しなさい。それが出来ないなら、お前は私の娘ではない、親子の縁も切る!」と宣言して去っていきます。(★これは夜の女王の最も有名なアリアで語られます。詳しい内容はこちらを【夜の女王のアリア詳しい解説】※1幕での夜の女王のアリアと同じリンクです^^)

  

(シーン10)

モノスタトスは今の話を聞いていた事、自分を好きになればパミーナと母親を助けてやる、と交換条件を持ちかけますが、パミーナは頑なに拒みます。

そこへ、ザラストロがやってきました。モノスタトスは、ザラストロを暗殺しようとしている事を訴えるも、逆にパミーナに言い寄っている事を指摘され、この場を去る様に言い渡されます。

パミーナは、母である女王の事を許してほしいとザラストロに頼みます。

ザラストロは、女王は復讐の心に燃えてこの城の地下に潜んでいるが、この城には人と人が愛し合い、復讐などには縁がない、お前とタミーノが愛し合うことができれば、母も復讐の心に恥じて、自分の城に帰るだろう、とパミーナに話します。

  

(シーン13 タミーノとパパゲーノ)

第二の試練の場に連れてこられた二人は、鐘が鳴ったら出発せよと命じられ、待っています。

そこへ、おばあさんがやってきて、パパゲーノはまたお喋りをしてしまいます。おばあさんは「私は18歳で恋人はパパゲーノだよ」というので驚くパパゲーノ!雷鳴とともに、おばあさんは消えてしまいます。

今度は、三人の童子が現れ、ザラストロに取り上げられて魔法の笛と銀の鈴を返してもらえた事、それから、食事を二人に持ってきて、祝福しながら去っていきました。

  

(シーン18)

2人の所にパミーナがやってきました。二人を見つけて大喜びです。しかし、試練の最中でタミーノはパミーナと口を一切ききこうとしません。その態度に失望したパミーナは、悲しみに暮れ、死んでしまいたいと嘆き、去っていきます。(★パミーナの有名なアリアで、悲しみが歌われます。【アリア解説】パミーナのアリア)

  

(シーン 19)

司祭たちの場にタミーノは連れてこられ、冷静な行いを讃えられます。

パミーナも呼ばれ、いよいよタミーノが旅立つ鐘がなりました。さよならを言い合い、別れます。

(シーン22 ひとりにされたパパゲーノ)  

パパゲーノは、扉の前でタミーノにむかって叫んでいます。するとさっきのおばあさんが現れ、パパゲーノが誓いの言葉を述べると、おばあさんはパパゲーノによく似た姿の女の子、パパゲーナに変身しました!喜ぶパパゲーノでしたが、まだ試練が終わっていないのでパパゲーナは連れていかれてしまいました。

  

  

(シーン26 美しい庭で)

三人の童子が、悲しんでいるパミーナの様子を伺っています。パミーナが短剣で自殺を図ろうとするのを止めに入り、恋人のところへ連れて行ってあげるよ、とパミーナを導きます。

  

(シーン28 山のそびえ立つ神殿の入り口)

童子に導かれて、パミーナとタミーノは再会し、二人で試練の道をすすむことを許されます。炎燃えさかる中を通り抜け、二人で乗り越え、祝福のコーラスが聞こえます。

  

(シーン29 パパゲーノは)

パパゲーナを探し回りますが、諦めて木に首を吊って死のうとします。(オペラは、よく死のうとしますね・・・)そこに童子が慌ててやってきて止めます。

パパゲーノに銀の鈴を鳴らさせると、パパゲーナが連れて来られ、感動の再会を果たします。(★パパゲーノとパパゲーナの二重唱は、特に有名です。詳しい解説は、こちらを【アリア解説】パパパの二重唱

  

(シーン30 寺院の扉の前)

モノスタトスは女王側に寝返って、協力して寺院に入り込もうとしています。その様子はザラストロ達にはお見通しで、モノスタトスと夜の女王たちは奈落の底に堕ちていきました。

太陽の光は、夜を追い払った、万歳!と幕はおります。

    

2回に渡って、人気のオペラ『魔笛』の解説をしてみました。大体の内容が分かって頂けたと思うので、ぜひ、オペラ本編を見てみてくださいね!

それでは、また★

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