こんにちは。ソプラノ歌手の岡田ミミです。
朝ドラのエールに登場するクラシック音楽の楽曲を少しずつですが、解説しています。
今回は、放送第19回で、音が御手洗先生とのレッスンで歌っていた曲です。
「愛の喜び」と訳される、フランス語の曲です。イタリア語ヴァージョンもあります。
フランス語 Plaisir d’amour
イタリア語 Piacer d’amor
クラシック音楽を勉強する人が、まず最初に勉強する『イタリアの古典歌曲集』という楽譜があるのですが、そこに入っているんですよ。
朝ドラ【エール】愛の喜び
愛の喜びは 一日しか続かない
愛の苦しみは 一生続く
私はすべてを忘れた、あの不誠実なシルヴィアのために
彼女は私を忘れて ほかの愛に身を委ねているのだ
平野に小川が静かに流れている限り、あなたを愛しています
と言ったのに。
今も小川は流れているけれど、彼女の愛は変わってしまった
ん~なんとも切ない愛の嘆きのような詩ですね~
「愛の喜び」なんていう題名だから、どんなに明るい曲かしら!と想像した方もいらっしゃったかもしれませんね^^
【私の好きな歌手スミ・ジョーのイタリア歌曲のCD】
イタリア古典歌曲というのは、私の他の記事で紹介しているオペラのような、今もポピュラーに上演されているものより、もっと前の時代、
オペラが誕生した初期の頃のオペラの中に登場するアリア(歌)です。今はほとんど上演されることはないのですが(もちろん、一部はありますし、そういう作品を演奏しようという団体もあります^^)
印象的なメロディーだったり、後に何百年も歌われ、残ってきた作品たちです。
ぜひこの機会に、オペラや、イタリア古典歌曲集にある他の作品にも興味を持っていただけたら嬉しいです。
それでは、また~♪
良かったら、以下の記事もご覧ください♪