こんにちは、ソプラノ歌手のミミです!
今日は、私の好きな音楽のひとつ
アストル・ピアソラ の タンゴ音楽の事を、ほんの少しお話させていただき
おすすめの曲をご紹介します^^
アストル・ピアソラ(1921-1922)は、アルゼンチン生まれの作曲家です。
タンゴ音楽を西洋音楽と融合させて洗練された表現に昇華し、世界に伝えた
というような方です。
19世紀の終わりから、西洋音楽は、自分たちのアイデンティティーを強く表現し始めます。心理的に戦争の影響もあるでしょう。自分たちの血の中にある音楽、民族固有の音楽を、口伝ではなく西洋音楽の様式で記譜して残したり、そのモチーフを使って新たな楽曲を生み出したりします。
18世紀頃から存在していると考えられているタンゴ、これは元々舞踏のための音楽、ダンスミュージックなんですが、
アルゼンチンのブエノスアイレスという場所は移民が集まったできた街、それぞれのルーツは違っても彼らも自分たちの音楽を作り出したかった、それがタンゴです。
しかし、ここで私が紹介するのは、民族音楽としてのタンゴではなく、ピアソラの書いたタンゴ音楽なんです^^
タンゴはクラシック音楽ではありません。でも、ピアソラはタンゴのエッセンスを西洋音楽式の楽譜に作曲したので、クラシック音楽に分類して入ります。
ちょっとややこしいかなとは思うのですが、分からなければ、そんなに気にしなくて良いのですよ(笑)ただ、それまでの伝統的タンゴとは全然違うものだよ、という事だけ知っていてくださいネ☆
ピアソラは、子供の時から染みついたタンゴ音楽をやりたかったんですが、試行錯誤を繰り返すも、どうもうまくいかなくて、もうタンゴ辞めた!とパリに一から音楽を勉強をしに行ったけど、改めてタンゴがアイデンティティーだと気づかさせられて。それで、西洋音楽の手法を使って新しいタンゴ音楽を生み出しました~!
もっと色々お話しなくてhじゃいけないのかもしれませんが、あまり細かい事を言うと、分からなくなっちゃうので、これくらいにさせて頂きますね^^
知識より、ピアソラの作った音楽を聴いて頂きたいナと思います^^
【ピアソラ】タンゴの歴史
では、ピアソラ作曲の音楽をご紹介します。
『タンゴの歴史』
この作品は、クラシックギターとフルートの二重奏です。
4部に分かれています。
①売春宿1990 ②カフェ1930 ③ナイトクラブ1960 ④現代のコンサート1990
解説は色々ありますが、題名から何か考えるというか、音楽そのものを、そのまま受け取って、感じて、楽しんで頂けるのではないかと私は思ってます。
ピアソラはバンドネオン奏者でもあり、自ら演奏した録音も沢山残しています。
バンドネオンというのは、アコーディオンみたいな形をした楽器ですが、それとは色々違います(笑)
これまた、ここでお話すると時間がかかるのでご興味ある方は検索して頂きたいのですが、タンゴの伴奏楽器として欠かせない楽器という事を知って頂きたいなと思います。
日本人では小松亮太さんが演奏者として第一人者として有名です。タンゴ愛にあふれ、トークも面白いので、私も大ファンです。
この曲はみなさん聞居た事あるのではないでしょうか。これがバンドネオンと、小松亮太さんですよ^^
ちなみに、この曲はピアソラではありませんよ^^
さぁ、では最後にピアソラさんの色々な楽曲がまとめてある動画がありましたので、なんとなーく、こんな音楽を作った方なんだなと感じて頂けるのではないかと、貼っておきます。
独特のグっとくるところが、濃厚だったり、突き抜ける空のように急に清らかさが現れるような感じとか、とにかく随所にあるのではないかと思うのですが、みなさんはどうお感じになるでしょうか?!細かいことは抜きにして、このピアソラの世界を知って頂けたらなと思いました。気に入っていただけたらなお嬉しいです^^
今回は、アストル・ピアソラと彼のタンゴ音楽について、ご紹介させていただきました。
クラシック音楽が、みなさまの楽しみのひとつとなりますように~
それでは、また~♪