こんにちは。ミミです。
クラシック音楽の世界には、山ほどの曲があります。
- 誰もが聞いたことある曲、CMに使われてたり
- 割とクラシック聞く人は知ってる曲
- 専門分野の人には常識的曲(楽器や部門が違ったら知らないかも)
- ほとんど誰も知らない曲
と、独断で分類してみましたが、知られていない曲がほとんどです。
このサイトでは、“割とクラシック知ってる人は知ってる曲”
とか、
私はソプラノ歌手で歌が専門なので“専門分野の人には常識的曲”
を中心にご紹介して、クラシック音楽の世界をより多くの人に楽しんでもらえるように、この素晴らしい広大な音楽の世界の宝たちを享受して頂きたいと思っています。
さて今日は、“専門分野の人には常識的”という作曲家の曲を少しご紹介したいとおもいます。
【作曲家・トスティ】について
フランチェスコ・パオロ・トスティ(1846年生まれ)
イタリア人で、近代イタリア歌曲の代表とされている作曲家です。
歌曲というのは、オペラ(劇)に対して、その1曲1曲が独立している歌という分野です。
近代というのは、15~16世紀以降を指す言葉なんですね(歴史とか調べながらで書かせていただいてます~)
近代歌曲に対して、“イタリア古典歌曲”と今は呼ばれている作品たちがあります。それは、一般的にイメージされやすい“オペラ”(例えば、カルメン、椿姫、蝶々夫人などかな)の作曲された時代より前、
オペラが誕生したとされる1600年頃、その“初期のオペラ”の有名なアリア(オペラの中の歌)が残って“古典イタリア歌曲”とまとめて呼ばれるようになりました。私たち声楽家(あんまり自分でそう言うのは好まないのですが)は、クラシックの歌をやっている人は、これを一番最初に基礎として勉強します。
イタリア古典歌曲、についてもまたご紹介したいし、むしろ近代歌曲より先に解説すべきかもしれないのですが、
わたしの感覚では、この近代歌曲の方が、昔の時代の音楽よりも、クラシック音楽を聞いてみようかな!と思ってくださっている人には、ミミなじみが良くて聞きやすいかと思って、今回記事を書きました。
個人的Youtubeで良いな!と思える演奏が見つからなかったので、こちらのCDをおすすめします。
どの曲も、甘美なメロディーで軽く聞き流せると思います。
今日は、近代歌曲の代表選手、トスティの歌曲のご紹介でした。